奈良から三重へ

7月14日は奈良県天理市、翌15日は三重県桑名市で講演会でした。

関東に住んでいると、関西の地理が今ひとつよくわかりません。

今回、奈良県と三重県を訪れるにあたり、あらためて地図を検索してビックリ。

なんと両県は「紀伊半島」にあったんです!

自分の無能さを露呈するようですが、私はずっと「紀伊半島=大阪府と和歌山県」だと思っていました。

でも実際は、大阪府、和歌山県、奈良県、三重県、それに愛知県の一部まで「紀伊半島」のようです…。

広っ!

奈良県を訪問したのは、中学校の修学旅行以来35年ぶり(苦笑)。天理市での講演会を終えて、その日は奈良市内のホテルに宿泊しました。

講演会の主催者様から「ぜひ奈良の街を散策してください」とお話しをいただいていたので、ホテルに荷物を置いてから三条通へ。

奈良公園の近くでは、愛想のいい鹿たちが「おせんべいちょうだい~」って感じで、人懐こく寄ってきます。

抹茶パフェを食べながら休憩し、おみやげに「襖紙」でできたマウスパッドや一筆箋を買って、短い時間ながら古都の良さを味わいました。

さて翌日、奈良県のお隣、三重県へと電車で移動です。

駅で電車を待っていると、そこに現れた車体には「藤原鎌足」の和歌が…。

JR桜井線という路線ですが、別名「万葉まほろば線」と言うそうです。

万葉とか、まほろばとか、なんだか心に響くネーミング。

この地で、先人たちがどんな暮らしを営んでいたのか、もう一度歴史の教科書をひもといてみようか、そんな思いが込み上げます。

でも、どういうわけか電車は上下に揺れて、座席に座っているとぽんぽん体が浮く感じ(汗)。

講演会で全国各地を訪れる機会に恵まれ、ふだんの生活では味わえない体験ができるのはうれしいことです。

ただし、あくまでも「仕事」なので、ゆっくり観光などというわけにはいきません。

行程の間、ずっと仕事の資料に目を通していた、そんなことも珍しくありません。

いつか仕事が一段落したら、純粋に「旅」を楽しんでみたいと思いつつ、貧乏性の私はなんだかんだと仕事をつづけているかもしれません。

もうすぐ世間は夏休み。

果たして私は夏休みを取れるのか、うーん、微妙という感じで取材と執筆に追われる今日この頃です。