石川結貴の講演テーマ「家族や地域の問題・学校教育・男女共同参画について考える」
講演テーマ:家族や地域の問題・学校教育・男女共同参画について考える
このページでは、家族や地域の問題、学校教育や男女共同参画に関する講演会の開催を検討中の方に向けて、石川結貴の講演をお選びになる際のポイントをまとめました。
このテーマに適した石川結貴の著書
演題例
講演会に人を集めるには、演題(講演タイトル)の役割も重要です。
参加者にとってキャッチーであり、参加してみたいと思えるタイトル案もご提案いたします。
- 「親が変われば子どもも変わる~幸せな家族関係を作るために」
- 「地域で育てる子どもの未来」
- 「今、子どもの世界で何が起きているか~家庭、学校、地域で考える」
- 「学校と保護者のより良い関係づくり」
- 「暴力と言う名の支配はなぜ起こるのか~家庭と社会に潜むDV」
- 「ギスギス夫婦をやめて、ニコニコ夫婦になろう」
この講演テーマを選ぶときのチェックポイント
講演会を主催する方にとっては、企画段階でどのような講演テーマを選べばいいのか、迷われることが多いかと思います。
時事的な背景や話題性も必要ですが、参加者の方が何を知りたいか? どんな内容なら響くか? に重きを置くことをお勧めします。
満足度の高い講演会を実施するためのチェックポイントをまとめましたので、参考になさってください。
- 最近の家族や子育てについて考える機会を設けたい
- 孤立した家庭や事情を抱えた家庭に、地域としてどう向き合えばいいのか?
- 少子高齢化で、地域活動が以前のようにできなくなっている
- 地域で子どもを見守るために何が必要か知りたい
- 他の地域でどんな活動をしているのか参考にしたい
- 学校と保護者の関係がむずかしく、何か解決法がないかと思っている
- 学校と地域がじょうずに連携している事例を知りたい
- AI(人工知能)の発達と教育の未来についてわかりやすく教えてほしい
- 男女共同参画や女性の人権問題を啓発したい
- DV(ドメスティック・バイオレンス)の問題や背景について教えてほしい
子育て環境の変化や地域活動について考えたい、学校と家庭、地域の連携を推進したい、男女共同参画などをテーマに啓発したい方は、石川結貴の講演会をぜひご検討ください。
「わかりやすい」、「飽きない」、「気づける」
講演会の中身とは?
講演会を検討中の方、興味や関心をお持ちの方は必見!
過去10年、全国500箇所以上に赴いた石川結貴の講演会、その一部内容を以下にご紹介します。
講演会でお話しする内容を「耳で聞く」のではなく
「目で読む」イメージです。
演題「地域で育てる子どもの未来」
あなたの住む地域が消滅する?!
国土交通省が公表している『国土のグランドデザイン2050』という報告書があります。
報告書によると、2050年には「現在の居住地域の6割以上の地点で人口が半分以下に減少し、うち2割が無居住化、地域消滅の危機」とされています。
この先30年で、誰ひとり住民のいない地域がどんどん増える。
かなり恐ろしい未来予測だと思うのですが、ほとんどの方はこうした数字を知りません。
「最近、子どもの数が減ったなぁ」、「地域に空き家が増えてきた」、そう漠然とした不安はあっても、まさか30年後に消滅してしまうとは思ってもいないでしょう。
まず、こうした状況を認識し、危機感を持っていただきたいと思います。
言うまでもなく、子どもは「未来を生きる存在」です。
今、10歳の子どもが30年後には40歳。まさに地域や社会の中核を担い、活躍していくことになります。
今後の社会保障や社会経済、政治や外交を支えていくのも彼らです。
一方で、当の子どもたちが幸せに成長できなかったり、社会に対する不信を募らせていたり、地域に何の関心もなかったらどうでしょうか?
「地域消滅? そんなの俺にはカンケーねぇ」、「税金とか年金とか知らないよ」、そんなふうになりかねません。
地域の未来を考えるときに大切なのは、今、目の前にいる子どもたちを幸せにすること。
周囲の人に支えられている、自分は誰かのために役に立てる人間だ、そうした自己肯定感を育てることが重要です。
ところが現状では、子どもたちの自己肯定感は非常に低いのです。
『わが国と諸外国の若者の意識に関する調査』(内閣府)では、「日本の子どもの自己肯定感がいかに低いか」、「日本の子どもの自己肯定感が低いのは何が影響しているか」といった報告がされています。
この調査では、日本、韓国、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデンの7か国の子どもについて比較されていますが、「自分自身に満足している」に対して、「そう思う」と答えた割合が他国に比べて三分の一以下です。
遊び場も、人とのつながりも失う子どもたち
子どもの自己肯定感が低い背景には、いくつかの問題が指摘されています。
家庭や教育といった要因もありますが、私が着目したいのは「地域」の環境や人とのつながりです。
今、地域から子どもの遊び場が減っているのはご存知でしょうか?
いや、うちの近所にはたくさん公園があるよ、と思われる方もいるでしょう。
ところがその公園では、「自転車乗り入れ禁止」、「ボール遊び禁止」、「大声禁止」、「飲食禁止」などと、多くの「禁止事項」が設けられていたりします。
友達との鬼ごっこで「わぁー」とも言えないし、親子でキャッチボールもできない。猛暑にジュース1杯飲むことも「禁止」です。
こんな地域で、子どもが本当の意味で「自分は大切にされている存在だ」と感じられるでしょうか。
もちろん、地域には地域の事情があるでしょうから、一概に批判はできません。
それでも、地域の希薄化や社会の閉塞感によって、子どもたちの「育ち」がむずかしくなっていることは事実だと思います。
地域に遊び場がなければ、子どもは家の中で遊ぶしかありません。
最近では共働きのご家庭も増え、子どもだけで留守番する機会も多くなっています。
近隣の子ども同士の交流も減っているため、ひとりでずっとスマホゲームをしている、アニメ動画を見ている、こんな状況も散見されます。
「最近の子どもは、外遊びをしなくてダメだ」と批判する方がいますが、それは親や子どもの責任でしょうか?
遊びたくても遊べない、そんな社会を作っているのは誰なのか、私たちひとり一人の問題として考える必要があると思います。
近隣のつながりがなくなっている地域では、「近所にどんな子がいるのかわからない」、「名前も顔も知らない」といった話もよく聞きます。
「うっかり話しかけると不審者扱いされる」と困惑される方も増えています。
こんなふうにさまざまな問題が起きている今、従来の地域活動や住民参加活動は見直す時期に来ているのではないでしょうか。
「特別なこと」をしなくても、子どもは喜ぶ!
各地で行われている地域活動を取材すると、「特別なこと」をするという企画が多くなっています。
ある地域では、バルーンアート(風船を使って動物などを作る)を体験させる大掛かりなイベントを開催していました。
専門の業者に依頼したため結構なお金がかかったそうですが、主催された町会役員さんは、「今どきの子どもは、何か特別なことをしないと地域活動に参加しないから」と話されていました。
そうした「イベント」や「フェスティバル」を、確かに子どもは喜びます。
一方、多額のお金を使って特別なことをしなくても、子どもが喜ぶこと、自信をつけられる活動はあるのです。
神奈川県川崎市には、市内の子どもが自由に遊べる「子ども夢パーク」という施設があります。
建物もありますが、「夢パーク」は基本的に「外遊び」の場所。といって、立派な遊具やおもちゃは全然ありません。
では子どもたちは何をしているのか? 「泥んこ遊び」や「たき火」、「ホースで水を撒く」、「廃材で何か作る」、そんな遊びです。
「夢パーク」では、お金のかかる遊具やおもちゃの代わりに、土、火、水といった自然のものを用意しています。
そんな遊びで何がおもしろいの? そう思われる方もいるかもしれませんが、当の子どもは夢中で遊び、大喜びしています。
考えてみてください。今の子どもたちは、生まれたときからたくさんのモノに囲まれ、テレビやゲーム、スマホなどの人工物で遊んでいます。
そんな彼らにとって土や火を使う遊びは新鮮で自由、創造力をかきたてられるものなのです。
私が取材したとき、5人の男の子がたき火を囲んでいました。おがくずで廃材に火をつけたそうで、その体験をとびきりの笑顔で話してくれます。
ちなみに「夢パーク」は、「ケガと弁当、自分持ち」というポリシーで運営されています。
「危ないからダメ」、「ケガしたらどうするの」、いろいろなことを制限されている子どもにとっては、ここが自分を解放できる場所、本能を呼び覚ます場所になっているのかもしれません。
街ぐるみで子どもを育てる
地域の人が「先生」になり、子どもたちを支えている街もあります。
人口2万人、典型的な地方の小都市である大分県豊後高田市では、2002年度から教育のまちづくりの一環として「学びの21世紀塾」を開講しています。
「いきいき寺子屋活動」、「わくわく体験活動」、「のびのび放課後活動」などの事業があり、地域の方が自分の得意分野を生かして子どもを指導したり、一緒に遊んだりしています。
たとえば「わくわく体験活動」なら、「そうめん流し」、「しめ縄づくり」、「清掃活動」、「風船バレー」、「ペットボトル卓球」など、豊富な種類が用意されています。
それこそ「ペットボトル卓球」なら、お金などほとんどかかりません。
大切なのは「人」、つまり地域の人の力を生かすことです。
人口3万9千人の島根県雲南市は、少子高齢化や人口流出、財政難など、多くの地域が将来に直面すると言われる課題に真っ先に取り組まざるを得ない「課題先進地域」です。
特に人口減少は激しくピーク時の「6割以下」と、『国土のグランドデザイン2050』の予測に現時点で見舞われています。
若者は進学や就職で街を出て、帰ってこない。そんな地域が取り組んでいるのが「おんせんキャンパス」です。
「おんせんキャンパス」では、主に地域の子どもの学習支援やキャリア支援を行っています。
地元では「若者」が流出してしまうため、市内の中高校生には、ちょっと年上の先輩、ロールモデルにしたいような若者がいない。
そこで周辺地域の大学生や若い社会人などを招き、地元の子どもと交流してもらっています。
ここでも「人」の力を生かしています。
地域の子どもに学習や自分の未来を考える機会を与えることで、「みんなに支えられている=自分は大切な存在なんだ」、そんな自己肯定感を育てているのです。
今、目の前にいる子どもを幸せにすれば、彼らはきっとこの社会を愛し、地域への思いを深め、いずれなんらかの力を発揮してくれるでしょう。
ただし、おとなが一方的に考えるだけでは、真に子どものための地域活動にはなりません。
良かれと思ったことが、実は全然子どもに届いていない、そんな例もあるのです。
地域のおとなと子どもがしっかりとつながるためにも、多様な視点や柔軟な発想が必要です。
講演では豊富な取材例を示すとともに、子どもたちの現状や本音についても詳しくお話しています。
楽しい事例、わくわくする話、今すぐできる取り組みを知る盛りだくさんの内容。
元気と勇気がわいてくる、充実の講演会です。
このテーマの講演を開催した主催者様の声
石川結貴に講演をご依頼くださった理由をうかがいました。
このテーマの講演実績(直近のみ)
- 2020.11.14 東京都豊島区にて講演会「コロナ禍の子どもたちの世界~危機を乗り越えるために私たちにできること~」主催/豊島区青少年育成委員会連合会
- 2019.10.29 広島県東広島市にて講演会「子どもたちの現在、そして未来の幸せのために」主催/東広島市
- 2019.3.28 北海道斜里町「地域で育む子どもの未来」主催/斜里町自治会子ども会育成者連絡協議会
- 2018.11.24 京都府南丹市「地域で育てる子どもの未来」主催/南丹市
- 2018年10月25日 千葉県いすみ市「育児不安の母親を支えるために」主催/いすみ市保健センター
- 2018.9.29 群馬県桐生市「子育てを楽しもう! 心でつながる親子」主催/桐生ロータリークラブ
- 2018.2.24 神奈川県寒川町「親子が笑顔で向き合う子育て」主催/愛川町PTA連絡協議会
- 2017年12月10日 岡山県鏡野町「ギスギス夫婦からニコニコ夫婦へ」主催/鏡野町教育委員会・鏡野町人権教育推進委員会
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