児童養護施設のクリスマス

13年前からボランティアで児童養護施設を訪問しています。

児童養護施設とは、親の病気や虐待、経済的問題などで家庭で生活できなくなった子どもたちが暮らす場所です。

私は有志の方たちと一緒に、毎年子どもたちにクリスマスプレゼントを持って行ったり、生活品や児童書などをお贈りしています。

クリスマスプレゼントは、予算を5000円に設定し、子どもたちから「好きなもの」をリクエストしてもらっています。

予算が厳しい施設では、子どもたちが本当にほしいものはなかなか買ってあげることができません。

そのため、「好きなもの」がリクエストできる子どもたちは、目の色が違います(笑)。

今年も、好きな歌手のDVDやサッカーシューズ、釣りざお、電気ストーブ、ふとんセットなど、それぞれが「自分だけ」のプレゼントを手にしました。

でも、いつも思います。彼らが本当にほしいプレゼントは「親の愛」なのでは、と。

ちょうど児童虐待問題の取材をしていることもあって、今年は特に複雑な思いでクリスリマツリーを見つめました。