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    <title>石川結貴</title>
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    <title>消えた子ども～居所不明児童生徒問題を追って</title>
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    <published>2012-05-11T16:31:25Z</published>
    <updated>2012-05-12T16:34:07Z</updated>

    <summary>「居所不明児童生徒」という言葉を知ったのは、今から5年以上前のこと。 最初は読み方もわからず、「いどころ?  それとも、...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://ishikawa-yuki.com/">
        <![CDATA[<p>「居所不明児童生徒」という言葉を知ったのは、今から5年以上前のこと。</p>

<p>最初は読み方もわからず、「いどころ?  それとも、きょしょ?」という感じで、資料やデータがどこにあるのかも知らなかった(ちなみに、「居所不明＝きょしょふめい」と読みます)。</p>

<p>文部科学省が毎年行っている「学校基本調査」の中に、居所不明児童生徒の数が報告されている。</p>

<p>ただし、文科省に限らず、この手の調査結果というのは本当に見つけにくい。もしかして、「見つからないよう」にしているんじゃないか、と勘繰りたくなるほどだ。</p>

<p>2011年度(平成23年度)に、1年以上所在が不明となったままの居所不明者数は1191人。小学生が855人、中学生が336人にのぼる。</p>

<p>所在が不明ってどういうこと? なんで子どもが行方不明になるの?  そういう子どもを誰も探していないの?   ...と素朴な疑問を持たれる方も少なくないだろう。</p>

<p>私自身、多くの疑問に突き動かされる形で、この問題を取材しつづけてきた。</p>

<p>学校現場、教育関係者、教育委員会、文部科学省など、単独で、地道に、本当にコツコツと取材した。<br />
　<br />
昨年末、取材で得た情報やデータをもとに書いたのが「ルポ　子どもの無縁社会」(中公新書ラクレ)だ。</p>

<p>手前味噌になってしまうけれど、この本には「えっ?」と絶句してしまうような子どもたちの現実がいろいろと詰まっている。</p>

<p>学校から忽然と姿を消したまま、その後の行方がわからない児童や生徒の問題。</p>

<p>児童相談所が虐待対応をしながら、やはりどこかにいなくなってしまうハイリスク家庭。</p>

<p>路上や公園、スーパーのトイレなどに「捨てられる」子どもたち。</p>

<p>赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)が抱える問題。</p>

<p>などなど、ディープな内容なのだが、だからこそこうした問題を一人でも多くの人に知ってほしい。</p>

<p><br />
1200人近くの子どもが「居所不明」になったまま放置されているなど、どう考えても異様な事態だろう。</p>

<p>それでも現状、文部科学省は「学校基本調査をきちんとやるように。所在不明の子どもに関しては、児童相談所や民生委員などの協力を求めるように」といった通達を各地の教育委員会に出している程度。</p>

<p>本気で探そう、対策を講じようという気配はまったくない...。</p>

<p>当然ながら、幼い子どもたちが、みずからの意思で「居所不明」になることなどほとんど考えられない。</p>

<p>親の事情、たとえば借金による失踪や、ドメスティックバイオレンス、外国への出国(親が外国籍で、子どもを連れて母国に帰ってしまう)などが考えられるが、なにしろ当の子どもが見つからない以上、これらはあくまでも「推測」に過ぎない。</p>

<p>また、児童虐待や貧困の問題も無視できない。私が取材したケースでは、派遣労働者の親が仕事を求めて各地を転々とし、一時的に派遣用の寮で生活している例があった。</p>

<p>そうしたケースでは、その都度住民票の移転などむずかしく、結果的に以前の居住地に住民票を残したままになっている。</p>

<p>特例があるとはいえ、基本的に子どもの入学や転校には住民票への登録が必要になるので、住民票を移転しない⇒子どもの学校の手続きができない、ということになる。</p>

<p>そして子どもは、学校にも通えないまま親ともに各地を転々...。まさに「居所」が定まらない状況に陥ってしまう。</p>

<p>少し前、「消えた高齢者」問題がクローズアップされた。戸籍上、住民票上は生きているはずの高齢者が、実は亡くなっており、家族が年金を不正受給していた問題だ。</p>

<p>その一方で、「消えた子ども」については、社会はほとんど関心を持ってこなかった。</p>

<p>幼い子どもたちが、教育を受けることもなく、どこでどんなふうに生活しているのかわからないとは、なんという悲しい事態だろう。</p>

<p>私程度の物書きでは、ほんの小さな一石しか投じられない。それでも、ここにきてようやく一部のマスコミ関係者が関心を寄せてくれるようになった。</p>

<p>5月16日(水)、NHK「あさイチ」で、特集が組まれることになり、私も生出演する。</p>

<p>「消えた子ども～1191人の居所不明児童生徒はどこへ?(仮)」</p>

<p>そしてこれからも、この問題を追いつづけたい。</p>

<p><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="20120512.jpg" src="http://ishikawa-yuki.com/data/20120512.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
</p>]]>
        
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    <title>『369のメトシエラ』上映イベント&amp;シンボジウム</title>
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    <published>2012-04-28T16:24:28Z</published>
    <updated>2012-05-12T16:29:44Z</updated>

    <summary> 八王子市の南大沢文化会館で行われた『369のメトシエラ』の上映イベント&amp;シンポジウムに、パネリストとして参加してきまし...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://ishikawa-yuki.com/">
        <![CDATA[<p> 八王子市の南大沢文化会館で行われた『369のメトシエラ』の上映イベント&シンポジウムに、パネリストとして参加してきました。</p>

<p>「メトシエラ」って、聞きなれない言葉ですよね。</p>

<p>　私も、主催の映画製作会社から出演依頼をいただいたとき、真っ先に「メトシエラって何ですか?」とお尋ねしたくらいです(笑)。</p>

<p><br />
メトシエラとは、旧約聖書に登場する最も長寿な人のことだそうです。</p>

<p>映画の中では、主人公の男性・俊介を「400年も待っていた」という老女が出てくるのですが、要するに彼女＝メトシエラ。</p>

<p>そして、369というのは、映画の中に出てくるアパートの部屋番号なのです。</p>

<p>...こんな説明では、さっぱり映画の内容がわからないと思うので、興味を持たれた方はぜひYou Tubeで、予告編をご覧ください。<br />
<a href="http://www.youtube.com/watch?v=BqBxjShAbOM">http://www.youtube.com/watch?v=BqBxjShAbOM</a></p>

<p>　監督の小林兄弟(兄・克人さん、弟・健二さん)は、映画に込めた思いを次のように語っています(「368のメトシエラ」公式ホームページより一部抜粋)<br />
<a href="http://www.junglewalk.co.jp/369/top.html">http://www.junglewalk.co.jp/369/top.html</a></p>

<blockquote>住民票など一切の公的記録の存在しない独居高齢者、名前さえわからない育児放棄された無国籍児、家出をしたゲイの若者...。

<p>そうした人々に共通するものを探るうち、「都会の中の孤独」が浮かび上がってきた。人との関係を断ち切り、孤独であることは同時に「自由」であるということだ。主人公はそう信じて生きている。だが、人と人がつながり合い、支え合う事を忘れたくないし、信じ合えることを願っている自分たちに気がついた。</p>

<p>孤独とは何か、人は孤独で生きて行けるものなのか。過去も問わず、その人の今の言葉だけで信じる事はできるのか。その問いの答えは、隣人に対し無関係を装ってしまう自分たちの中にあった。</p>

<p>現実の世界では日々、「所在不明高齢者」「児童虐待死」など痛ましい事件が報じられている。だからこそ私たちは映画として、「希望」を求めた。本作品を都会を舞台にした大人の寓話としてご覧いただければ幸いである。</blockquote></p>

<p><br />
私は、著書『ルポ　子どもの無縁社会』(中公新書ラクレ)の中で、親に名づけられることもなく路上やスーパーのトイレ、公園のベンチなどに「捨てられた子どもたち」について書きました。</p>

<p>公的には、彼らは「棄児」や「置き去り児童」と呼ばれます。</p>

<p>　<br />
景気が悪いとはいえ、豊かで平和な日本で、 年間どれくらいの子どもたちが捨てられているか、みなさんはご存じでしょうか。</p>

<p>たとえば、2009年度に全国の児童相談所が対応した「棄児」は25人。</p>

<p>そして「置き去り児童」は212人です。</p>

<p>合計すれば、わずか1年間で237人もの子どもが、捨てられたり、放置されたりしています。</p>

<p>毎年、ほぼ同じような状況で、何の罪もない子どもたちが過酷な現実を背負わされているのです。</p>

<p>シンポジウムでは、そんな視点を持ってこの映画を見てほしい、といったお話をしました。</p>

<p>なお、映画に主演された大垣知哉さんは、俳優だけでなく、シンガーソングライターとしても活躍中とのこと。伸びのある高音でさわやかに歌い上げる様子は、映画とはまた違った魅力にあふれています。</p>

<p>シンポジウム終了後は、大垣さんや監督さんなどスタッフのみなさんと記念撮影。</p>

<p>こんなふうに得たつながりが、少しずつでも子どもたちの過酷な現実を変えていく力になればいいな、と思っています。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="20120430.jpg" src="http://ishikawa-yuki.com/data/20120430.jpg" width="400" height="267" class="mt-image-none" style="" /></span></p>]]>
        
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    <title>隣る人</title>
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    <published>2012-04-05T23:27:32Z</published>
    <updated>2012-04-09T23:31:43Z</updated>

    <summary> ドキュメンタリー映画『隣る人(となるひと)』の試写会に行ってきました。 この映画の舞台は、小舎制の児童養護施設です。 ...</summary>
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        <![CDATA[<p> ドキュメンタリー映画『隣る人(となるひと)』の試写会に行ってきました。</p>

<p>この映画の舞台は、小舎制の児童養護施設です。</p>

<p>ちなみに「小舎制」とは一戸建て住宅やユニット式の建物などを利用して、一般家庭と同じような雰囲気で子どもを養育する小規模施設のこと。</p>

<p>ここでは、親の離婚や病気、経済困窮、児童虐待など、さまざまな事情を背負った子どもたちが、隣る人、つまり親身に寄り添ってくれる保育士や職員と暮らしています。</p>

<p>監督の刀川和也氏は、アジアプレス・インターナショナルに所属するフリージャーナリストで、この『隣る人』が初監督作品だそうです。</p>

<p>とはいえ、実に8年間もの歳月をかけて、親と離れて暮らす子どもたち、彼らを見守り支える職員の日常を丹念に追った労作&秀作です。</p>

<p>私自身、児童養護施設への取材をつづけてきました。そのせいか、映画に登場するシーンの数々に複雑な思いがよぎりました。</p>

<p>たとえばある女の子が、カメラに向かって「撮ってんじゃねぇよ、変態!」とすごむシーンがありました。</p>

<p>たぶん、7～8歳くらいの小学生です。</p>

<p>試写会に参加していた観客の皆さん(平日の午後とあってか、中高年層が多かった)は、女の子の言葉にどっと笑うんです。</p>

<p>私の隣に座っていた年配の女性なんて、「あはははー、変態だって。あの子ったら、やだぁ～」と、まるでお笑いを見ているようにウケてました。</p>

<p>でも私はまったく笑えないどころか、えっ、ここ笑うとこ?  と、ほかの人とのズレを痛感しました。</p>

<p>私の心に刺さったのは、「変態!」というすごみではなく、そのときの女の子のまなざしです。</p>

<p>射るような、という表現がぴったりくるほど鋭利な目の奥に、おとなへの疑いや不信が潜んでいるようで、笑うどころかすーっと背中が冷えました。</p>

<p>誤解のなきよう書きますが、もちろんその女の子が悪いわけでは決してなく、まだ幼い彼女がああした目をせずにはいられなくなった背景に、あれこれと「心当たり」があったからです。</p>

<p>その「心当たり」は、私が今までの取材現場で見たり、聞いたり、学んだりしたから感じるものであって、一般の観客の皆さんがどっと笑っちゃうのはある意味自然な反応なのでしょう。</p>

<p>だけど、本当に笑っていいシーンなのかな、とやはり引っかかるものがありました。</p>

<p>試写会が終わった後、刀川監督にそのあたりをぶつけてみました。</p>

<p>刀川さんは、「まず知ってもらうことが大事だと思います」という趣旨のことをお話しされていました。</p>

<p>そうですね、本当にそうだと思います。</p>

<p>社会は一足飛びには変わらない、一歩ずつ、地道に訴えていくしかないのだと思います。</p>

<p>けれども一方で、こうしている間にも、多くの子どもたちが虐待や貧困の渦中にあり、傷を深めているという現実もあります。</p>

<p>社会が手をこまねいているうちに、彼らは年齢を重ね、同時におとなへの疑いや不信を募らせ、ますます射るようなまなざしになっているのではないか、そんな思いが消せません。</p>

<p>私はときどき、自分のやっていることに無力感を覚えます。すくっても、すくっても、こぼれ落ちていく砂と格闘しているような気になるのです。</p>

<p>それは、映画に登場する「隣る人」たちも同じなのではないか、そんなふうにも思います。</p>

<p>けれども、少なくとも映画の中で、「隣る人」たちは、静かな優しさ、ぬくもり、日々のなにげない愛情を存分に見せてくれます。</p>

<p>まさに一歩ずつ、地道に。</p>

<p>公開は2012年5月12日～。<br />
<a href="http://www.tonaru-hito.com/" target="_blank">http://www.tonaru-hito.com/</a><br />
多くの方にご覧いただきたい映画です。</p>

<p><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="2012040601.jpg" src="http://ishikawa-yuki.com/data/2012040601.jpg" width="300" height="400" class="mt-image-none" style="" /></span></p>]]>
        
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    <title>「出会い」っておもしろい</title>
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    <published>2012-03-16T10:19:52Z</published>
    <updated>2012-03-22T10:23:25Z</updated>

    <summary> 「仕事で韓国に行くので、その帰りに日本に3日滞在します。よかったらランチでもご一緒しませんか」 そんなお誘いがあって以...</summary>
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        <![CDATA[<p> 「仕事で韓国に行くので、その帰りに日本に3日滞在します。よかったらランチでもご一緒しませんか」</p>

<p>そんなお誘いがあって以来、私のテンションは上がる、上がる...。</p>

<p>誘ってくれたのは、私が専任講師を務める石川結貴プロフェッショナルライター養成講座の第3期生で、ハワイ在住のジャーナリスト・並木則子さん。</p>

<p>実は彼女、私の講座を受講する前は、アメリカCNN、ABCでニュースプロデューサーをしていた。...と、書くとすごいキャリアウーマンって印象だけど、実際の彼女はとても気さくで腰の低い、まさに「能ある鷹は爪を隠す」のステキな女性だ。</p>

<p>彼女はテレビ業界からいったん離れて私の講座で「書く」勉強を重ねる一方、ご主人と会社を作り、グローバル企業のメディア対応コンサルティングもはじめた。</p>

<p>今回は、韓国の某大企業での仕事の帰り、日本に滞在するので「ご一緒しませんか」という話だったのだ。</p>

<p>うれしーい!  とるんるん(古っ)していた前日、電話があって「ビルも一緒に行っていいですか」とのこと。ビルとは彼女のご主人で、アメリカCNN、ABC、そしてブルームバーグと超一流企業で活躍されてきた方。</p>

<p>アメリカテレビ業界の最高の賞、エミー賞まで受賞されている、「Oh―――!!」と叫びたくなるようなデキる男性だ。</p>

<p>待ち合わせたのは浅草・雷門前。実は並木さん、この浅草近くで生まれ育ったチャキチャキの江戸っ子なのだ。</p>

<p>彼女を案内人に(ぜいたく...)、ビルと私の3人でおいしい懐石料理を食べた。</p>

<p>並木さんもすばらしい女性だが、ご主人のビルも本当にnice guyだ。</p>

<p>優しいオーラが出まくりで、ランチのお店を出る際にはさりげなく私にコートを着せてくれる!</p>

<p>こんなレディファーストを経験したのは生まれてはじめてだったので、ミーハーな私はすっかり舞い上がっていた。</p>

<p>その後、女二人だけで浅草の街をぶらぶらと歩いた。</p>

<p>もちろん、ああでもない、こうでもない、とひたすらしゃべりながら(苦笑)。</p>

<p>とあるバッグ店での呼び込みに足を止めた私たち。</p>

<p>「店内、全品、ただいまの時間だけ3000円ー!」</p>

<p>「うぉー、安ぅーーー!」とオバサン丸出しで店に入り、そろってオレンジ色の革製バッグを購入。</p>

<p>そう、一見華やかに見えるキャリアウーマンの実態って、こんなもんです...。</p>

<p><br />
それにしても、人と人との出会い、縁って不思議だ。</p>

<p>並木さんは私の講座のホームページを見つけて受講してくれたのだが、その確率はいったいどれほどのものだっただろう。</p>

<p>ホームページを見つけるだけでもたぶん相当低い確率なのに、そこから受講(しかもハワイで)、修了、そしてその後のおつきあいと、考えてみたら偶然に偶然が重なって、何か人知を超えた力を感じる。</p>

<p>その上、ビルとも会えて、またひとつ心からうれしいつながりを得た。やっぱり、「人は財産」という気がしてならない。</p>

<p>今度は私がハワイに行って再会したいが、実は今まで一度もハワイに行ったことがない...。</p>

<p>仕事、家事、子育てに追われてきた今までの日々へのご褒美として、1回くらいはハワイに行っても許されるよね、きっと。</p>

<p>出会いを生かして、出会いがふくらんでこそ、人生はおもしろいのだから。</p>

<p><br />
<div style="text-align: right;">石川結貴</div></p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="2012031601.jpg" src="http://ishikawa-yuki.com/data/2012031601.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>読者とのひととき</title>
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    <published>2012-02-26T05:47:43Z</published>
    <updated>2012-02-26T05:52:47Z</updated>

    <summary>「石川さんの本を読んで、感想を語り合う会を開きたいので、ゲストで参加してもらえませんか」 そんなメールが届いたのは2月の...</summary>
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        <![CDATA[<p>「石川さんの本を読んで、感想を語り合う会を開きたいので、ゲストで参加してもらえませんか」</p>

<p>そんなメールが届いたのは2月の始め。</p>

<p>20代、30代の若い会社員を中心にした会で、私の書いた「ルポ・子どもの無縁社会」を取り上げてくれるという。</p>

<p>うれしぃーーー!  でもちょっとドキドキ。　</p>

<p>読者からお手紙をいただいたり、ネット書店のレビューを書いていただくことはあっても、リアルで直接感想を聞くのははじめてだ。</p>

<p>開催は金曜の午後8時から、会場は四谷のレンタルスペースで軽食つき。</p>

<p>最初の1時間くらいは私がこの本を書いた理由や取材について話し、あとはみんなで和やかに懇親会、の予定だったけれど、みなさんとっても熱く感想や自分の思いを語ってくださった。</p>

<p>なので予定時間を大幅にオーバーし、気づいたらもう午後10時。</p>

<p>仕事帰りに、お腹を空かせたままで、本当に熱心に「子どもの無縁」という現実を考えていただいて、私も著者冥利に尽きる。</p>

<p>まだ結婚されていなかったり、子どもを持っていない若い人たちが、「子どもの現実」を考えるのは意外とむずかしいと思う。</p>

<p>虐待が多かったり、教育格差が広がっていることなどニュースでは耳にしても、わざわざ本を買って読もうとまでは思えないだろう。</p>

<p>実際、「この本を読むまでは、子どもの問題にはあまり関心がなかった」とか、「私には子どもがいないので、虐待のニュースなんかも見たくない、って避けていた」という声があって、それはそのとおりだと感じる。</p>

<p>それでも私は言った。</p>

<p>「みんな、誰でも、昔は子どもだったはずですよ」と。</p>

<p>私たちは誰しも子どもだった、そのあたりまえの事実をおとなは忘れがちだ。</p>

<p>私たちは、子どものころ、親だけでなく、おじいちゃん、おばあちゃん、近所のおじさん、おばさん、先生、看護婦さん、駄菓子屋さん、...とにかく数えたらキリがないくらいのおとなに守られたはずだ。<br />
　<br />
道に迷って泣いていたとき、通りすがりの見知らぬおとなが助けてはくれなかっただろうか。</p>

<p>サイフを落としたり、キップをなくしたり、そんな場面でおとなが力を借してくれなかっただろうか。</p>

<p>今、自分に子どもがいる、いない、そんなことは関係ないと私は思う。</p>

<p>世の中のおとなは、みんなかつて子どもだったのだから、自分自身が多くのおとなに守られてきたのだから、自分がおとなになって子どもを守るのはあたりまえじゃないか、そう思う。</p>

<p>そんなことをつい熱く語っちゃって(苦笑)、若い読者との夜は更けた。</p>

<p>「この本が読めて、本当に良かったです」、「たくさんの人に読んでもらいたい本だと思います」、そう口々に言っていただけた。</p>

<p>ああ、この仕事をしていてよかったと、心から思えた夜だった。</p>

<p><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="20110224.jpg" src="http://ishikawa-yuki.com/data/20110224.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p> </p>]]>
        
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    <title>「ルポ　子どもの無縁社会」を書いたわけ</title>
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    <published>2011-12-10T08:12:13Z</published>
    <updated>2011-12-10T08:16:55Z</updated>

    <summary>12月10日、中央公論新社より、私の18作目(文庫・翻訳本含む)の著書が発売されました。「ルポ　子どもの無縁社会」という...</summary>
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        <![CDATA[<p>12月10日、中央公論新社より、私の18作目(文庫・翻訳本含む)の著書が発売されました。「ルポ　子どもの無縁社会」というタイトルの新書です。</p>

<p>この本の企画が通ったのが7月、それから3カ月足らずで原稿を書き上げるという大変な執筆状況でしたが、その前には、約5年間にわたる取材期間がありました。</p>

<p>学校の先生、児童相談所に勤務する児童福祉司の方、厚生労働省や文部科学省、各地の行政機関、子育て中のお母さんなど、取材は多方面かつ多角的に行いました。</p>

<p>この仕事には、むずかしい取材がつきものです。</p>

<p>とりわけ、「個人情報」が重視される昨今、取材に協力してくださる方の口が重いこともしばしばです。</p>

<p>そこをなんとか、そして何度もお願いして、貴重なお話を伺ってきました。</p>

<p>官公庁が集計する各種の調査結果やデータの有無を突きとめていくのも、なかなか大変です。情報公開の時代なので、一応公開はされているのですが、どこに、なんという名称で公開されているのかわからないと探しようがありません。</p>

<p>しかも、「奥の奥」に隠れている(隠されている?)ようなデータも多いのが実状です。</p>

<p>官公庁や行政の窓口を取材する際は、「そういう調査はないですね」と言われても、「だったら、似たような調査やデータはありませんか?」、「今ないなら、今後調査する予定はありますか?」などと食い下がらないと、奥の奥からは出てきません。　</p>

<p>　このあたり、自分がオバチャン化しているせいか、かなりずうずうしく食い下がれましたけど...(笑)。</p>

<p>そんな集大成が、ようやく一冊の本として世の中に出ていく―――、やはり相応の思いがあります。それと同時に、私が「子どもの無縁」というテーマに取り組んだ原点に思いが及びます。</p>

<p>なぜこの本を書こうと思ったのか、それは私の息子が小学1年生だった15年ほど前に遡ります。</p>

<p>内気な息子が、同じクラスのお友達を連れて家に帰ってきました。仮にA君とします。</p>

<p>A君と息子は、我が家にあったテレビゲームで一緒に遊んだり、釣竿とバケツを持って近所の池に魚釣りに行ったり、学校近くの駄菓子屋で「うまい棒」を買って食べたりと、ずいぶん仲良く遊んでいる様子でした。</p>

<p>ある日、夕食時になってもA君が家に帰ろうとしません。</p>

<p>私は、息子のせっかくの友達を大事に思う気持ちもあって、「ウチでご飯食べていく?」と気易く誘いました。</p>

<p>A君は、「うん、食べる!」と元気よく、おかずをお替わりまでしてモリモリと食べてくれました。</p>

<p>ところが、私はうっかりA君のお母さんに電話連絡をしていなかったのです。ハッと気づいて、あわてて電話をしたのは夕食が済んでから...。</p>

<p>A君のお母さんは、電話口で「暗くなっても子どもが帰って来ないから心配して、学校の先生に連絡しようと思ってた!　なんのことわりもなく、勝手にご飯を食べさせるなんて!」などとひどく立腹しています。</p>

<p>親にすれば当然のことで、私は必死に謝ったのですが、一方で少し気になることがありました。A君のお母さんの「ろれつ」がまわっていなくて、どう聞いても酔っているふうなのです。</p>

<p>その一件があってから、A君のことがどことなく気がかりでした。</p>

<p>一見するとどこにでもいる小学1年生のようですが、髪の毛や爪が伸びたままだったり、靴のサイズが小さくなっていたり、おやつにお菓子を出すとひとつ残らずポケットに詰めこんでしまったり...。</p>

<p>何かがおかしい、そう感じはじめた矢先、A君は突然学校に来なくなりました。息子の友達だったこともあって担任の先生にそれとなく事情を尋ねると、困った笑みを浮かべながら「引っ越しされたようですね」と言います。</p>

<p>「転校ですか?　どこの学校に?」と重ねて聞くと、「それはちょっと...。お答えできないんです」としどろもどろです。</p>

<p>結局、A君がどこに行ったのかはわからないままでした。</p>

<p>「夜逃げしたんじゃない?」とか、「おじいちゃんの家に引き取られたらしいよ」とか、しばらくの間はそんな噂が親たちの間に流れていましたが、やがて誰もA君のことを話題にしなくなりました。<br />
　<br />
A君は元気でいるだろうか。</p>

<p>A君のお母さんと電話で話したあのとき、もっと話せることや、仲良くなれるきっかけがあったんじゃないだろうか。</p>

<p>―――そんなざらついた思いが心の底にこびりついて、私は「子どもの無縁」というテーマを追うことにしたのです。</p>

<p>誰かに気にかけてもらえない、誰にも関心を持たれない、そんな子どもの実態を取材しながら、「無縁」は決して例外ではなく、どんな子どもにも忍び寄っていると痛感しました。</p>

<p>家族、地域、学校、職場、さまざまな「縁」が希薄化している今、おとなの孤独が、子どもに受け継がれています。</p>

<p>おとなの都合に翻弄され、傷つけられたり、死に追いやられる子どももあとを絶ちません。<br />
　<br />
私は、ある日消えてしまったA君に何もしてあげることができませんでした。A君と同じような状況にある子どもたちにも、直接、何もしてあげられません。</p>

<p>だからせめて、彼らのようなつらさ、苦しみを味わう子どもがひとりでも減るように、そんな思いから今度の本を書きました。</p>

<p>A君、あなたは今どこで何をしていますか?</p>

<p>息子と一緒に遊んだ任天堂スーパーファミコンのゲーム機はもう家にはないけれど、あなたが息子の部屋に忘れていった小さな靴下は、洗濯したままタンスの奥にしまってあります。<br />
　</p>

<div style="text-align: right;">石川結貴</div>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="2011121001.jpg" src="http://ishikawa-yuki.com/data/2011121001.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span></p>]]>
        
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    <title>「カーネーション」の街へ</title>
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    <published>2011-10-29T08:49:12Z</published>
    <updated>2011-11-06T08:54:58Z</updated>

    <summary> NHKの朝ドラ「カーネーション」にすっかりハマッています。 公私ともにバタバタしている時期なので、テレビで見逃したとき...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://ishikawa-yuki.com/">
        <![CDATA[<p> NHKの朝ドラ「カーネーション」にすっかりハマッています。</p>

<p>公私ともにバタバタしている時期なので、テレビで見逃したときは、ネットのオンデマンド放送で有料視聴までしちゃう熱の入れようです(笑)。</p>

<p>「カーネーション」は、大阪・岸和田を舞台に、世界的デザイナーである「コシノ3姉妹」の母、小篠綾子さんをモデルにしたドラマ。</p>

<p>主人公の女の子のガッツが(演技も)とにかくすばらしく、また家族やご近所さんとのなんとも機微のある交流に思いきり笑え、さらにじんわりきます。</p>

<p>「これくらい、へこたれへんで～」というのは主人公のセリフですが、そのパワーとひたむきさには、とっても元気をもらえます。</p>

<p>こんなに心躍るドラマは久しぶりだなぁ、と(今のところ)ぞっこんです。</p>

<p>さて、その「カーネーション」の舞台、大阪・岸和田で講演会(岸和田市PTA協議会主催)を行いました。金曜日の夜の開催にもかかわらず、たくさんの方がご参加くださり、しかも皆さんノリがいい!</p>

<p>講演終了後、記念撮影をしましたが、各自ポーズを決めてシャッターが押されるのを待つんです。</p>

<p>「はよ、して～。この体勢、キッツイわぁ～」<br />
「腿がぷるぷるくるぅ～」<br />
「ちゃんと撮れてんのぉ～。めちゃきれいに映してよぉ～」</p>

<p>...さすが、大阪のおばちゃん、失礼、お姉さんたち。</p>

<p>爆笑のうちに撮影を終えて、私はホテルまでPTAの代表の方に車で送ってもらいました。そしたら、そのホテルが、なんだか怪しげな場所にあり、見た目も妙な雰囲気。</p>

<p>「ここ、ラブホテルとちゃうん?」<br />
「もっといいホテル、なかったのかいな～」</p>

<p>...と、ホテル前でもおばちゃん(お姉さん)パワー全開で、本当に笑わせてもらいました。</p>

<p>その後、小腹がすいていた私はサイフを手に近くのコンビニへ。</p>

<p>途中に小さなお好み焼き屋さんを発見し、「これだ!」と迷わずぶた玉を注文しました。</p>

<p>そのお値段、なんと300円だったんです(特別セール中でした)。</p>

<p>店頭には「カーネーションのまち」という旗がひらめいていました。<br />
　<br />
実際の街を訪れることができて、ますますドラマにのめり込みそうな予感。私も「へこたれへんで～」のガッツで、いろんなことを乗り越えていきたいなぁ、と思っています。</p>

<p><br />
<div style="text-align: right;">石川結貴</div></p>

<p><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="20111029.jpg" src="http://ishikawa-yuki.com/data/20111029.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span></p>]]>
        
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    <title>GTOに連載コラム執筆</title>
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    <published>2011-09-17T02:49:40Z</published>
    <updated>2011-09-17T02:52:35Z</updated>

    <summary>GTOと言えば、GREAT  TEACHER ONIZUKA。 そう、テレビドラマにもなった少年マガジン(講談社)連載の...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://ishikawa-yuki.com/">
        <![CDATA[<p>GTOと言えば、GREAT  TEACHER ONIZUKA。</p>

<p>そう、テレビドラマにもなった少年マガジン(講談社)連載の人気マンガです。</p>

<p>熱血教師・鬼塚が、問題児の多い高校で、いわくつきの生徒を相手に大奮闘(というか大暴れ?)するストーリー。</p>

<p>はちゃめちゃな中にも愛情たっぷりな鬼塚、実はまだ22歳だということを、今度の仕事ではじめて知りました。</p>

<p>さて、その仕事とは、「GTO　SHONAN  14DAYS」第1巻～第9巻のコミックに、連載コラムを書くものです。</p>

<p>「GTO　SHONAN  14DAYS」は、GTOの番外編。夏休み中の鬼塚が、湘南にあるグループホーム・ホワイトスワンで、虐待経験を持つ子どもたちを相手に熱血ぶりを発揮するという内容です。</p>

<p>グループホームとは、6人前後の子どもが職員と一緒に生活する児童養護施設の一種。家庭的な雰囲気を大切にした「小規模施設」のことです。</p>

<p>一般的な民家が使われることが多く、料理や掃除、洗濯などの基本的生活習慣を身につけます。</p>

<p>また、自分専用の個室が与えられるなど、勉強や趣味に没頭できるメリットもあります。</p>

<p>私が書くコラムでは、こうしたグループホームを含む児童養護施設の実態や、子どもたちの生活の様子などを紹介するとともに、背景にある児童虐待の問題について解説しています。</p>

<p>2010年度に全国の児童相談所が対応した児童虐待件数（速報値・東日本大震災により宮城県・福島県・仙台市は未集計）は、55,152件と、前年度に比べて12,090件も増えました。</p>

<p>傷つく子どもたちが増える一方で、特に心のケア、生活へのフォローは十分ではありません。</p>

<p>GREAT  TEACHER　鬼塚が、子どもたちとどんなふうに接していくのかはぜひコミックを読んでいただくとして、児童虐待の現場にはたくさんの問題、課題があります。</p>

<p>暗い話はちょっと...、と敬遠されるような方でも、鬼塚のおトボケやエッチな妄想に笑いながら、虐待問題について考えていただければ幸いです。</p>

<p>なお、連載コラムは、9月発売の第7巻からスタートし、10月に第8巻、第9巻、11月以降に1巻から6巻までが随時刊行される予定です。</p>

<div style="text-align: right;">石川結貴</div>

<p><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="2011091701.jpg" src="http://ishikawa-yuki.com/data/2011091701.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span></p>]]>
        
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    <title>出版社での打ち合わせ</title>
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    <id>tag:ishikawa-yuki.com,2011://1.20</id>

    <published>2011-07-27T02:31:56Z</published>
    <updated>2011-07-29T02:42:33Z</updated>

    <summary> 本や雑誌の記事を書いているので、出版社について詳しいと思われるのでしょう。 「出版社ってどんな感じですか?」という質問...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://ishikawa-yuki.com/">
        <![CDATA[<p> 本や雑誌の記事を書いているので、出版社について詳しいと思われるのでしょう。</p>

<p>「出版社ってどんな感じですか?」という質問をときどき受けます。</p>

<p>うーん、どんな感じと言われても...、と正直答えに困るのです。</p>

<p>出版社と一口に言っても、規模やカラーは全然違います。</p>

<p>たとえば一番大きな出版社である講談社は歴史ある旧館ビルと高層の新館ビルがあって、めまぐるしくいろんな人が出入りしています。</p>

<p>入口には屈強そうなガードマン、受付ではきれいなお姉さんたちがてきぱきと面会処理。たまにしか行かない私などつい気圧され、妙にオロオロしています。</p>

<p>新館ビル内のカフェテリアで編集者と打ち合わせをしていると、近くの席に高名な作家の方が座っていたり...。</p>

<p>「あっ、あの人は?!」とドキドキして、ほとんど「おのぼりさん状態」です(笑)。</p>

<p><br />
一方、雑居ビルの一室や、自宅兼用で民家を使っている小規模の出版社も少なくありません。机や書棚、コピー機、在庫のダンボール箱が所狭しと置かれた一角に、洗濯機や炊飯器といった生活用品があったりして。</p>

<p>それはそれで微笑ましい感じです。</p>

<p>ともあれ、出版社ってこんな感じ、と一括りにできないくらい、いろんな場面に出くわしてきました。</p>

<p>その一方で、実は私、あまり出版社に行く機会がないのです。</p>

<p>そう言うと驚かれるのですが、一度も行ったことのない出版社から本を出したこともあります。</p>

<p>本や記事を書くときに、もちろん編集者と打ち合わせはするのですが、どこかのお店で食事をしながらとか、お茶を飲みながらとか、わざわざ出版社の中で会うことは少ないのです。</p>

<p>最近は、電話やメールでの打ち合わせも増えて、なおさら出版社に出向く機会が減りました。</p>

<p>この傾向は、ちょっと寂しい。</p>

<p>フリーで、いつもひとりで原稿と格闘している身としては、時折、出版社の独特の空気を吸いたくなるのです。</p>

<p>さて、今回出向いたのは、東京・京橋にある中央公論新社。</p>

<p>「中央公論」や「婦人公論」などの雑誌だけでなく、たくさんの書籍を刊行してきた歴史ある出版社です。</p>

<p>受付前には、新刊のラインナップがずらり。</p>

<p>映画化された本のポスターが貼られていたり、賞の受賞作の前にお祝いの花輪が飾ってあったりします。</p>

<p>こういう光景を見ると「ああ出版社だなぁ」と思わず身が引き締まり、担当編集者と打ち合わせをするにもやはり気合いが入るんです。</p>

<p>新しい作品を生みだすために、ここからがスタートだなぁと深呼吸して、私はまた次作の執筆に取り掛かります。</p>

<div style="text-align: right;">石川結貴</div>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="20110729.jpg" src="http://ishikawa-yuki.com/data/20110729.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span></p>]]>
        
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    <title>ライティング講座スクーリング&amp;修了式</title>
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    <id>tag:ishikawa-yuki.com,2011://1.19</id>

    <published>2011-06-28T04:08:20Z</published>
    <updated>2011-06-28T04:12:22Z</updated>

    <summary> 私が専任講師を務める「石川結貴プロフェッショナルライター養成通信講座」が、第4期生の修了式を迎えました。 講座は通信制...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://ishikawa-yuki.com/">
        <![CDATA[<p> 私が専任講師を務める「石川結貴プロフェッショナルライター養成通信講座」が、第4期生の修了式を迎えました。</p>

<p>講座は通信制ですが、事前オリエンテーション、中間スクーリング、最終スクーリングと計3回は対面式でバッチリ勉強していただくことになっています。</p>

<p>特に最終スクーリングは、特別講師の先生をお招きするだけでなく、すでに受講を終えた卒業生も顔を揃えます。</p>

<p>今回は、ハワイに住む卒業生も駆けつけてくれたり、また別の卒業生はアフリカのレソト国への出発を控えた中、参加してくれました。</p>

<p>一般のライタースクールとは違い、個人塾のような、小さくて地味な講座です。</p>

<p>でも、卒業生が一様に「本当にこの講座を受講して良かった!」と言ってくれること、なにより卒業後も互いに刺激しあい、情報交換や仕事の相談をしあってくれることがとてもうれしいです。</p>

<p>「面倒見主義」っていうと、どこかの進学塾のコピーみたいですが、とことん面倒見たい、それが私の熱い思いです。</p>

<p>企画へのアドバイス、編集者とのつきあい、出版社への紹介、自宅に招いての食事会など、卒業後も徹底的にアフターフォローしています。</p>

<p>そんな私に、講座を運営する会社の担当者は苦笑い。<br />
「面倒見が良すぎて全然儲からない」と言われてます(笑)。</p>

<p><br />
それにしてもつくづく思うのは、「出会い」の不思議さです。たとえば第3期生で現在ハワイ在住の女性は、元はアメリカCNNやABCのプロデューサーでした。</p>

<p>たまたまインターネットで見つけた私の講座に申し込み、生徒のひとりになってくれました。でも、単に講師と生徒というだけの関係では終わらないのです。</p>

<p>彼女は先の大震災のとき、古巣のアメリカABCニュースのスタッフとして緊急来日、ヘリで被災地を飛び回り報道をつづけていました(取材映像は、全世界に流れています)。</p>

<p>そのとき、実は私のほうも緊急事態で、被災地にいる兄が生死のギリギリのところにいました。兄は難病ALS患者で人工呼吸器を使用しているのですが、停電で呼吸器が使えなくなっていたのです。</p>

<p>当地の近所の方が自家発電機を貸してくださったのですが、ガソリンがなくて動かせない。本当にもうダメか、と思っていたとき、事情を知った彼女がガソリンを手配、ある方に託して兄の家まで届けてくれたのです!</p>

<p>どうやって貴重なガソリンを入手したのか、彼女は私に話しませんでした。でも、あの状況下でそれがどれほど大変な行為だったか、想像に難くありません。</p>

<p>兄は危機を乗り越え、多くの方のご支援で今は精一杯闘病生活を送っています。その支援の輪の中に、彼女との「出会い」がもたらしたものも入っています。</p>

<p>講師と生徒という枠を超え、ひとりの人間同士が結びつき、別の誰かの人生に関わっていく不思議さ。「人は出会うべくして出会う」、そんな言葉を思い浮かべずにはいられません。</p>

<p>さて、今回もスクーリング終了後は「女子会」の盛り上がりで、飲んで食べてしゃべって...。</p>

<p>もちろん一番大切なのは「書くこと」に対する努力を怠らないことですから、つづきは私の家での「勉強会」です。</p>

<p>こんなふうに、自宅に卒業生を招いてまで勉強会をやったりしているから、「儲からない」って言われるんでしょうね...(笑)。</p>

<p>でも私自身、彼女たちから励ましや刺激、たくさんのパワーをいただいているんです。だから、本当に、出会いに感謝、なのです。</p>

<p><img alt="2011062801.jpg" src="http://ishikawa-yuki.com/data/2011062801.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></p>

<p><br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>青年会議所主催の講演会</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://ishikawa-yuki.com/report/post-12.html" />
    <id>tag:ishikawa-yuki.com,2011://1.18</id>

    <published>2011-05-21T15:46:59Z</published>
    <updated>2011-06-02T15:51:09Z</updated>

    <summary> 兵庫県三田市青年会議所主催の講演会『大人の知らない世界で傷つく子ども達へ』を行いました。 当日はたくさんの市民の皆さん...</summary>
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        <![CDATA[<p> 兵庫県三田市青年会議所主催の講演会『大人の知らない世界で傷つく子ども達へ』を行いました。</p>

<p>当日はたくさんの市民の皆さんがご参加くださり、質疑応答ではいろいろな質問もいただいて、充実した講演会となりました。</p>

<p>終了後、主催された三田青年会議所のメンバーの方たち(一部)と記念撮影。なんだかホストクラブでイケメンホストさんたちに囲まれている気分です(笑)。</p>

<p>ちなみに本物のホストクラブは、週刊文春の取材のために三軒ほど行ったことがあります。感想は...、う～ん、取材じゃなかったら行かないかも、ですね。</p>

<p>話が逸れました。</p>

<p>青年会議所(正式名称・日本青年会議所＝JC)は、20歳から40歳までの会員で構成され、各地のビジネスリーダーを養成する目的があるのだそうです。</p>

<p>そのため会員の方は、経営者や自営業が多いようですが、「品格ある青年」であれば誰でも入会可能とのこと。</p>

<p>「石川さんも入会しませんか?」とは、もちろん言われません...。</p>

<p>そもそも年齢制限で引っ掛かってますから。<br />
　<br />
今回、私の講演会の担当窓口になってくださったのは、三田市で『WEL net　さんだ』という福祉・介護事業をされていらっしゃるKさんです。</p>

<p>大変まじめな方で、社会活動に熱心に取り組まれているご様子に、「若いのに偉いなぁ」と本当に感心しました。</p>

<p>Kさんに限らず、JCのように若い力が結集するのを見ると、なんだかこちらが元気をいただきます。</p>

<p>日本は先行きの暗さばかりが指摘されていますが、若い方たちはアクティブで、フレキシブルで、とてもたのもしく感じます。</p>

<p>やっぱりこれからの社会は、こうした方たちにどんどんリーダーシップを発揮していただきたいと思います。</p>

<p>おみやげに、Kさんの関連する福祉施設で作られたクッキーをいただきました。ほんわか優しい味がして、素材の良さと、一枚一枚丁寧に焼かれたことが伝わってきます。</p>

<p>大量生産、大量消費の時代から、本当に大切なものを見極めて、ゆっくりしっかり生きていくことへの転換がはじまっているこの頃。</p>

<p>未来は決して暗いことばかりじゃない、そんなふうに思いたいものです。</p>

<p><br />
<div style="text-align: right;">石川結貴</div></p>

<p><br />
<img alt="講演会の写真" src="http://ishikawa-yuki.com/data/2011052201.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></p>

<p><br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>新刊発売です</title>
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    <published>2011-04-28T15:11:54Z</published>
    <updated>2011-04-28T15:15:08Z</updated>

    <summary> 「誰か助けて～止まらない児童虐待」(リーダーズノート新書)が発売されました! やった、ついに、ようやく...、というの...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://ishikawa-yuki.com/">
        <![CDATA[<p> <a href="http://ishikawa-yuki.com/books14.html">「誰か助けて～止まらない児童虐待」</a>(リーダーズノート新書)が発売されました!<br />
やった、ついに、ようやく...、というのが率直な思いです。</p>

<p>東日本大震災の影響で発売が二転三転した経緯もありますが、それ以前に取材と執筆が本当に大変でした。</p>

<p>「児童虐待」というナーバスな問題を扱うわけですから、取材対象者を探すだけでも苦労の連続。また、実際に取材してみると、自分では思いもよらなかった「事実」が次々と浮き彫りになり、問題の根深さを痛感しました。</p>

<p>私は児童虐待の報道に接するとき、「なぜ子どもを助けられなかったのか」と思うことが多くありました。</p>

<p>近所の人が児童相談所に通報していたり、学校が虐待の事実を把握していたりするのに「助けられなかった」、つまり子どもが死んでしまうのはなぜなんだろうと。</p>

<p>昨年7月に、大阪市西区で発覚した児童虐待事件などは典型例で、児童相談所に3回も通報があったにもかかわらず、3歳と1歳の子どもが水も食べ物もない部屋で衰弱死してしまいました。</p>

<p>児童相談所の対応に批判が集中しましたが、実際は似たようなケースが繰り返されているのです。</p>

<p>別の見方をすれば、助けられない事情があるのだろうか、あるとするならそれは何なのか。この追及を目的に、本書を書こうと決めたのです。</p>

<p>書名にもある「助けて」ですが、もちろん虐待を受ける子どもたちが発しているのは言うまでもありません。</p>

<p>でも、取材をしてみたら、「助けて」は子どもだけではないことがわかりました。</p>

<p>彼らを助けようとしている支援者、たとえば保育士や教師、児童相談所の児童福祉司たちも「助けて」と切実な思いを抱いていることに驚きました。</p>

<p>また、「臨検」など、あらたな権限が児童相談所に与えられながら、それを行使するのがむずかしい現状など、知ってびっくり、ということがたくさんありました。<br />
　<br />
悲惨な児童虐待の実態だけでなく、それを取り巻く社会のシステム、たとえば硬直化した行政、司法などの問題をぜひ皆さんに知っていただきたいと思います。</p>

<p>どうかこの本が、少しでも多くの方のお手元に届きますように。</p>

<p>そして、今もなお虐待に苦しむたくさんの子どもたちが、一日でも早く救われますように。</p>

<p><br />
<div style="text-align: right;">石川結貴</div></p>

<p><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="新刊発売" src="http://ishikawa-yuki.com/data/2011042901.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span><br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>入試問題になるということ</title>
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    <published>2011-04-18T02:45:24Z</published>
    <updated>2011-04-18T02:47:53Z</updated>

    <summary> 今年の中学入試と大学入試の国語問題に、著作の中の3作品が採用されました。短編小説集『小さな花が咲いた日』(ポプラ社)に...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://ishikawa-yuki.com/">
        <![CDATA[<p> 今年の中学入試と大学入試の国語問題に、著作の中の3作品が採用されました。短編小説集『小さな花が咲いた日』(ポプラ社)に収録されている「愛されぬ子」、「靴」。そして、『暴走育児』(ちくま新書)です。</p>

<p>3年前の平成20年、『小さな花が咲いた日』が高校入試問題になって以来、中学入試や大学入試、それに授業で使う副教材や塾のテキスト、練習問題として、計6作品が採用されています。</p>

<p>この6作品は、試験問題として使用される際、著者である私には何も知らされません。試験問題や教材使用は、著作権保護の対象外で、要は自由に問題を作っていいのです。</p>

<p>そもそも、試験問題を作成した時点で著者に確認をもらったりすると、「漏えい」の恐れもあります。そのため、書いた私は蚊帳の外に置かれ、自分の作品が入試問題になっていることなどまったく知りません。もちろん、作品の使用料はいただけません。</p>

<p>ただし、これらの入試問題を参考書(過去問題集)に収録したり、テキストとして有料販売する場合は「著作権使用許諾」というものが発生します。著作権者(私)の許可が必要になり、著作権使用料が支払われます。</p>

<p>著作権使用料は日本文藝家協会の規定に基づいて算出されているのですが、はっきり言ってスズメの涙です...。</p>

<p>今まで採用されたのは6作品ですが、これを過去問題集に収録したい、テキストで使いたい、という出版社や塾はたくさんあります。</p>

<p>たとえば「愛されぬ子」という作品が20県の高校入試問題で使用されたら、その各県で「県立高校過去問題集」などが販売されるので、著作権使用許諾の申請も20件寄せられます。さらに、入試問題を学校の副教材や塾のテキストとして使用するなど、次々と許諾申請が寄せられることになります。</p>

<p>申請数が多い場合は事務処理だけで大変なことになるので、出版社に代行を頼んでいます。それでも最終的に著者である私の許可は必要なので、申請書類に署名、捺印、郵送と、この時期は結構追われてしまいます。</p>

<p>さて、入試問題ですから、気になるのはやっぱりどういう問題が作られて、そしてどんな解答が「正解」なのか、ということ。</p>

<p>よくありますよね?  「この作品の中で、主人公はどのように描かれているか、次のアからエまでのうち、正しいものを選びなさい」みたいな問題。</p>

<p>主人公を描いたのは当然私です。...が、解答しようとすると、これが微妙なんです。「イのような気もするけど、やっぱりウかなぁ?」とか、肝心の自分がしっかり答えられない!<br />
恐る恐る解答集を見て、「ああ、よかった。あってた」と胸をなでおろす、なんてこともよくあります。</p>

<p>もっと困惑するのは、「作者はここで何を言おうとしているのか、次のアからエまでのうち、正しいものを選びなさい」といった問題。</p>

<p>作者＝私の「言おうとしていたこと」が、アからエの中には見当たらない、という「?」のこともあったりして...。</p>

<p>もっともそれは、作品を読んだ人(入試問題を作った人)の解釈ですし、どんなふうに受け取られても自由というのが本のよさです。でも、そうなると逆に、「自由な解釈」と「正解」というものが矛盾することにもなりますが...。</p>

<p>主人公がどう描かれていたか、作者が何を言わんとしたか、本当は自由に、読んだ人がそれぞれの解釈で受け取れたらいいのでしょう。</p>

<p>それでも入試問題には「正解」があって、しかも「点数」になります。</p>

<p>その点数が、たくさんの人の合格、不合格を、人生の進路を決めていくわけです。</p>

<p>そう思うと、許諾申請と一緒に届く入試問題、そこに収録された自分の作品が、なんだか手の届かない存在になったような気がします。</p>

<p><br />
<img alt="入試問題になるということ" src="http://ishikawa-yuki.com/data/2011041801.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></p>

<p><br />
</p>]]>
        
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    <title>ITと音楽で支える、励ます</title>
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    <published>2011-04-03T03:52:26Z</published>
    <updated>2011-04-04T03:56:46Z</updated>

    <summary>桜が咲いたというのに、冬に逆戻りしたような寒い日曜日。都内の公共施設で開かれた大震災チャリティーイベントに行ってきました...</summary>
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        <![CDATA[<p>桜が咲いたというのに、冬に逆戻りしたような寒い日曜日。都内の公共施設で開かれた大震災チャリティーイベントに行ってきました。</p>

<p>パソコンを使用した通信技術やコミュニケーション技術の進歩は多くの方が実感されているでしょうが、東日本大震災でもメールやツイッター、スカイプなどを通じ、避難所や給水場所、医療機関の情報など、被災者支援に大きな力を発揮したと言われています。</p>

<p>今回のチャリティーイベントには、障害をお持ちの方やボランティアさん、そして福島県から避難してきたあるグループが参加されていました。</p>

<p>福島県の方たちは、原発事故のあと車7台を連ねて都内に避難されたそうです。車椅子の方など、避難所生活が厳しいケースもたくさんあるでしょうし、本当に1日も早く落ち着いた暮らしを取り戻せるよう願うばかりです。</p>

<p>さて、チャリティーイベントではソーラーパネルを利用して作ったお菓子やハーブティーが配られたり、ミニコンサートが開かれました。もちろん無料で、そのぶん募金という形で協力します。</p>

<p>お菓子もとてもおいしかったのですが、コンサートがすばらしかったです。オーボエ、ピアノ、そしてソプラノ歌手の3名が、「早春賦」や「ふるさと」などなじみのある曲だけでなく、サン・サーンスやバッハなどのクラシック名曲を披露してくれました。</p>

<p>久しぶりにナマ音楽、そしてナマ歌を聞きました。コンサートホールでもなく、それどころか会場はエントランススペースで、通行人が通ったり、子どもの遊ぶ声が響いてきます。</p>

<p>でも、さすがプロというべきか3人はまったく動じることもなく、終始笑顔を浮かべて堂々とした演奏&歌でした。</p>

<p>聞き終わったとき、なんだかすごく力が出てきました。自分にできること、なすべきことがある限りがんばらなくちゃ、そんな気持ちになりました。</p>

<p>演奏家が楽器で、歌手が声で、たくさんの人に力を与えるならば、私は文章で希望を綴っていこう、とちょっと自己陶酔っぽいことを考えたりもしました。</p>

<p>少しでも被災地の方にご協力したいという気持ちで行ったチャリティーイベント。自分のほうが勇気づけられ、帰路は寒さも忘れて咲き始めた桜の花を見上げました。</p>

<div style="text-align: right;">石川結貴</div>

<p><img alt="2011040301.jpg" src="http://ishikawa-yuki.com/data/2011040301.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /><br />
 </p>]]>
        
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    <title>やっと脱稿しましたが...。</title>
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    <published>2011-03-31T03:30:22Z</published>
    <updated>2011-03-31T03:36:48Z</updated>

    <summary> 新刊用の原稿をやっと書き上げた。というより、直し終えた。いったい何百枚分の書き直しをしたかわからない。 それくらい、書...</summary>
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        <![CDATA[<p> 新刊用の原稿をやっと書き上げた。というより、直し終えた。いったい何百枚分の書き直しをしたかわからない。</p>

<p>それくらい、書いては捨て、また書いては捨て、いい加減何をどう書けばいいのかわからなくなって、パソコンの前で固まっていた...。</p>

<p>この原稿に取り組みはじめたのは昨年の9月。取材と並行しながら書いて、当初はスムーズだな、と(あくまでも自分が)思っていた。</p>

<p>ところが最初の50ページくらいを読んだ編集者から「おもしろくないですね」のひとこと...。</p>

<p>ガーン。</p>

<p>こう見えて小心者の私は、編集者の厳しい言葉にすぐメゲる。</p>

<p>でも一応プロの端くれだから、落ち込んだまま書くのをやめるというわけにはいかない。</p>

<p>すぐに別の形で書きはじめるが、書いているうちに「これでいいのかな?」、「やっぱりダメだよね」と自問自答がはじまる。</p>

<p>取材のほうも、進めるうちに方向性がわからなくなってしまった。</p>

<p>今度の本のテーマは「児童虐待」だ。</p>

<p>重い現実を追う以上、自分の中で一貫したポリシーを持っていたいのだが、取材を広げると真逆の声や矛盾する現象に突き当たる。</p>

<p>多様な形で集まった情報をどう取捨選択するか、そして自分は「何を書きたいのか」を整理する作業に明け暮れ、原稿はなおさら進まない。</p>

<p>当初、約束していた入稿(原稿を出版社に送ること)予定をはるかに過ぎて、それでも第一章のあたりでモタモタしていた。</p>

<p>もっとも、実質的に書いていた原稿の枚数は、第一章分どころか本にすれば二冊分くらいあった。</p>

<p>要するに、残った分より捨てた分のほうがはるかに多い。</p>

<p>最初にも書いたように、書き直すためには、前に書いた原稿を「捨てる」のだ。</p>

<p>せっかくの原稿を、自分なりには一生懸命取り組んだものを捨てるのは、これはこれでしんどい。</p>

<p>もちろん出来が悪くて捨てるのだから責任は自分にあるのだが、やっぱり心の底では結構くじけてしまう。</p>

<p>そうした諸々をなんとか乗り越えて、毎日文章と、そして弱い自分と格闘し、ようやく編集者から「実にいい作品です。ありがとうございます」というお言葉をいただいた。</p>

<p>ああよかった。これでようやく熟睡できる、と思ったのも束の間だった。</p>

<p>知人の編集者たちから、「出版業界、大変な状況ですよ」とメールが届くようになったのだ。</p>

<p>大震災の影響で、用紙とインクが調達できなくなっているのだという。</p>

<p>もちろん市場の不透明性は言うまでもない。</p>

<p>大手出版社の書籍編集者が、「資材部が必死に紙の確保に走ってるけど、相当厳しい。うちの社でも新刊の発売を延期せざるを得ないかもしれない」とメールをくれた。</p>

<p>大手でそうなら、中小の出版社はどうなるのだろう。</p>

<p>なんとか脱稿して、さぁこれから刊行に向けてもうひとがんばり、と思っていたけれど、果たして本は出せるのだろうか。</p>

<p>一度、編集者ときちんと打ち合わせをしなくては、と思いつつ、この状況下では先行きが見えない。</p>

<p>暗い気持ちになりそうだけど一歩外へと出れば、菜の花、アネモネ、クロッカス、木連、つぼみのふくらんだ桜、花々は確かに春を告げている。</p>

<p>色鮮やかな花を見ていたら、本は出る、いや絶対に出す、そんな力が湧いてきた。</p>

<p><br />
<img alt="20110331.jpg" src="http://ishikawa-yuki.com/data/20110331.jpg" width="400" height="300" class="mt-image-none" style="" /></p>]]>
        
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